Scansnap S1500のデメリット
ドキュメントスキャナScanSnap S1500は複合機を使って手作業で紙資料をスキャンするのと比較して、圧倒的に手間を減らしてくれる。しかしながらその一方で手作業のスキャンにはない問題もある。


○スキャン画像の品質
Scansnapはスキャン対象原稿を紙送りしつつスキャンを行う。その結果だろうが、縦方向・横方向のいずれでも、直線は綺麗に直線としてスキャンされず、微妙に歪んだ線としてスキャンされる。厚めの紙にも対応するためか、紙送りの厚みが結構あるため、原稿そのもののたわみもそのままスキャンしてしまいスキャン結果のゆがみに繋がっている。
これは、画像媒体をスキャンすると特に顕著に現れると考えられる。低品質の原稿をスキャンすると目立つ。フラットヘッドスキャナでは原稿をスキャナ面に押し付けることで原稿自身の歪みも軽減できることから、画質面には相当のディスアドバンテージがある。

○スキャンの斜め読み取り
原稿の紙送りの際に、原稿がやや斜めになってしまうことによりスキャン結果も斜めになる状況が発生する。文字原稿であれば自動補正を効かせることでほぼ問題ない品質を得ることが出来るようだが、画像現行では補正がうまく効かないのでスキャンの際に原稿が斜めにならないように気を付ける必要がある。
一応原稿をセットする箇所にガイドバーはあるのだが、原稿送りローラーが中央に一つあるだけだからなのか枚数が少なかったり、原稿が薄かったりすると斜めになる率が高い。また、ガイドが役に立ちにくいサイズ混在の原稿にも弱い。

○スキャン時の紙送りエラー
プリンタ等と同じようにスキャン対象の原稿を紙送りしつつスキャンする機構の都合上、どうしても紙送りの失敗が起こる。複数ページを一度に送ってしまうエラーはほぼ自動検知して一時停止してくれるため、再セットしてスキャンし直せばいいだけではある。一方、原稿を紙送り機構が噛んでしまう場合があり、この場合はスキャンしたい原稿をぐちゃぐちゃにしてしまうという大きなデメリットがある。こうなった原稿を読み込ませるにはアイロンがけしてみたりなんだり何かと手間がかかるうえ、スキャン結果は原稿が歪んでいた時同様に歪むことになる。


当たり前ではあるが、フラットヘッドスキャナと比較すると総じてスキャン結果の品質は低い。特に画像の歪みは事後調整でもいかんともしがたいので、これを許容できるかどうかがScansnap S1500を使えると判断するかどうかの分岐点になると考えられる。より高価格な業務用機器では、この歪みは軽減されるとのことなので、スキャンに厳密な結果を求めるならばそのような機器を使う必要がある。

個人的には、画像の歪みは目につくものの所要時間の差を考えると許容可能な水準であろうと考えるべきと思う。価格的な折り合いがつくならばより高性能な機種を選択するほうが精神衛生上はよいと思うが、現時点の電子書籍端末上で閲覧する程度ならば拡大してみないと認識しにくいのではないかと思える。

なお、原稿品質の低さが歪みの多さにつながっていることは間違いなさそうなので、状態のよい原稿をスキャンするならば歪みの程度は軽減されるものと思う。
スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック